13年間KAT-TUNヲタだった私が声優・神谷浩史さんのファンになった話
はじめまして。
この記事では13年間KAT-TUNのメンバー・亀梨和也さんを応援してきた私が声優・神谷浩史さんのファンになるまでの軌跡を記したいと思います。
実は特に「亀担*1やめます!」と誰にはっきりと言ったわけでもないのですが、自分のなかで大きな出来事だったので残したくなり。 ジャニーズから声優のファンになったという方とよくお話するので、ひょっとしたら私と同じステップを踏んだ方が多いのかも?と思いました。
そして、注意していただきたいのは、私は決して亀梨さんはじめKAT-TUNを貶そうと思って書いているのではありません。今でも彼らを応援しています。その点だけご理解いただけると嬉しいです。
(記事を書き上げた後、突如発表された田口淳之介さんのKAT-TUN脱退。残念でなりません。自分のなかでもまだ気持ちに整理がついていないのでなんとも言えません。ですので修正することなくそのまま記事を投稿しました。)
まず、話を分かりやすくするために私のバックグラウンドをお話しします。
2002年の初夏、KinKi Kidsの堂本光一さんが好きだった私は、ミュージックステーションにて“カナシミブルー”を歌うKinKi Kidsのバックで踊るKAT-TUNに釘付けになり、亀梨和也さんのファンに。 時間とお金が許す限りCDや雑誌などを買い、ライブやイベントに足を運ぶというまさに「KAT-TUNが生きがい」のヲタクでした。
逆に、アニメや声優さんなどに関する知識は微々たるものでした。 私の出身校(中高一貫の女子校)では、ジャニヲタ、アニヲタ、K-POPヲタというヲタク3大勢力が生徒の大半を占めていました。 そのおかげもあり“涼宮ハルヒの憂鬱”や“らき☆すた”、“黒執事”などをリアルタイムで観ていました。声優さんにはあまり興味を抱かず、友人が櫻井孝宏さんが好きだと話していて、「へぇ〜そういう世界があるんだ〜」と思うくらいのものでした。
こんな状況で、自分にはKAT-TUNしかないし、これからもずっと応援していくんだろうな、と漠然と考えていました。 しかし、きっかけは本当にどこに転がっているのか分からないものです。
二次元への興味
2014年夏、妹におすすめされて“ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル”、通称スクフェスを始めます。その流れでアニメを観てどハマり。このあたりから「何か面白いアニメを観てみようかな?」と思うようになりました。
2015年2月。 大学が春休みに入り、就職活動が始まるが「ヲタ活に支障出るしフリーターでいいや」なんて甘いことを考え現実逃避する日々。
KAT-TUNの現場もなかったので、面白いアニメを観ようとしていたことを思い出しました。 「今は何が流行ってんのかな〜」なんて思って見たのがpixiv。
(ドラマ“妖怪人間ベム”が放送された当時、ベム役の亀梨さんが2次元すぎることでpixivにイラストがたくさん投稿されていたんですよね。それを見たいがために登録していたのです。)
Free!か… 男子高校生が水泳するアニメ…ふーん 見てみようかな?
(視聴後)
なんだこれすげぇおもしろいじゃん!!! 松岡凛やばい…好き…
その時2次元にときめく方々の気持ちが分かった気がしました。
以後ほかのアニメも見たくなり、女性に人気のアニメで思いついたのが“うたの☆プリンスさまっ♪”、通称うたプリでした。
そこでふと気になったのです。
あれ?一ノ瀬トキヤの声って松岡凛の声と一緒?
調べてみるとどちらも宮野真守さんが声をされていると分かりました。ついでに画像を見る。
あら、かっこいい人! (その流れで大声では言えませんが某動画サイトでお名前を検索。)
かっこいいうえにおもしろいなんてこの人無敵か?声優さんなめてたよ!ごめんなさい!
それからというもの、宮野さんの出演作をいくつか見るように。
ちょうどその頃オンラインゲーム『刀剣乱舞』も配信開始され、どんどん2次元沼にはまっていきます。
近況を話すと、アニメをずっと見ています。刀剣乱舞をしています。かめなしくん好きだけどゆるくなってます。就活してません。以上🙋
一旦寝て起きたけどムック本という名の4000円もする本買ってしまったとかわたしやばいな?????わたしは亀担のはず…????????なのにかむひぁまだ予約してない…???????
— しゅわわ (@mmckboy23) 2015年3月23日
声優・神谷浩史さんを知る
昔のアニメを見るのも楽しいけど、リアルタイムで面白いアニメやってないかな?と思い、なんとなく見始めた“美男高校地球防衛部LOVE!”。
これに見事に堕ちてしまいます。
防衛部1話から見て癒されるか…
会長かわいすぎ罪深
— しゅわわ (@mmckboy23) 2015年3月22日
嗚呼…ついに防衛部終わってしまう…いやだ…2期くれ…………………
— しゅわわ (@mmckboy23) 2015年3月23日
知らぬ間に会長こと草津錦史郎が好きになっているの図。左の子です。
そういえばこの草津の声やってる神谷浩史さんって人、宮野さんとデュラララで共演していたな。折原臨也役だっけ?(気になって、またまた某動画サイトでお名前を検索。)
この前は宮野さんばかり見ていたけど、こうしてみると鋭いツッコミをする人で、とにかく人気があるのは分かった。笑顔がさわやか。
それが神谷さんに対する第一印象でした。
にしても、この良く見る“DGS”って何?たちの悪いラジオ?はて?
検索したところ、どうやら神谷さんは小野大輔さんと“神谷浩史・小野大輔のDearGirl〜Stories〜”というラジオを長年やっていて、それも人気のある番組らしい、ということを知りました。
そんなにおもしろいなら、と興味が湧いていくつか聴いてみました。
ドリアン食べさせられたり、ガチャピンの着ぐるみ着てコンビニ行かされたり…あれ?この人たち声優だよね?
時には体を張るハードさと、バランスのとれた二人の絶妙な掛け合いにはまっていきます。
そんな折、とある感情を抱き始めるようになりました。
神谷さん、どちゃくそかわいくね?
仕事に対してものすごく真摯に取り組んでいる。演技ももちろん上手い。兄気質で、頭の回転が早く、ツッコミは日本刀のような切れ味。でも優しさも感じて、周囲からの人望も厚い。猫好きで動物を前にするとふにゃる。口悪いのに言葉のチョイスや話し方がやたらに可愛い時がある。ドリアン食べても「まずい」じゃなくて「おいしくない」って言う。なんかピンクのかわいい指輪しちゃう。夏になると下半身に西川貴教が乗り移ったかのようにズボンの丈が際どくなる……
なんてこった。私のツボをガンガン突いてくる。 元々、“仕事に対して真面目で驕らず、かつ、男らしい一面とかわいい一面を持ち合わせた人”(堂本光一さんや亀梨和也さんもそんな人である)が大好きな私は、どんどん神谷さんに惹かれていきました。
ちなみに、ここまでたどり着くのに1ヶ月くらいでした。濃すぎやしないか。
彼の演技の虜になる
その日、衝撃が走りました。
はぁぁぁ
— しゅわわ (@mmckboy23) 2015年3月25日
見たことのない景色見えたわ
— しゅわわ (@mmckboy23) 2015年3月25日
これだけじゃなんのこっちゃと思われるかもしれません。 事の発端は神谷さんの出演作などについて調べていたときでした。ふと画面をスクロールするととあるワードが目に入ってきました。
B…L…CD…?
存在は知っていた。中学生のときに友人にそういうCDを聴かされた記憶がある。(年齢の件は時効の方向で)
えっ、こんな人気のある人も出るものなの!?
まず驚愕。
ふつふつと興味が湧いてくる。どんなものなんだろうか?
いくつか出演作のレビューを見たのち、購入してしまったのです。
す………すごい。神谷浩史すごい。何もかもが想像のはるか上。えらい世界を知ってしまった。
神谷さんのまるで役が取り憑いたかのような演技に骨抜きにされてしまいました。4時間近く彼の繊細で丁寧な演技を堪能し、改めて演技が好きだということに気づきました。そして、もっと色んな作品での演技を聴きたいと思い、某動画サイトで出演作の全話パックを購入。夢中でアニメを見る日々が続きます。
また、作品や役、演技について深く考え、語られるのがもう…
実にクレバーな方だという印象は今も変わりません。真面目な人、仕事についてしっかり考え語ることのできる人、大好きなんです…
拭えない違和感
ただ、どこかで「私はKAT-TUNが好きなんだ、だからこれ以上他の界隈に足を突っ込むのはまずい」という気持ちがありました。
KAT-TUN以外に好きな人がいてもお金は使わないし、使う気もしない。
これだけ長い間応援してきたのだから、今更やめられないし離れられない。
長年抱いてきた気持ちから乖離した現状に違和感があったものの、KAT-TUNは5月9日、10日に東京ドームでのライブを控えていました。なので、私自身もそのライブに行けば熱も戻るだろうと信じていました。
そんなKAT-TUNのライブを控えた1週間前、とある情報が耳に入ります。
声優はもはや“声だけ”ではない
声優さんたちがさながらアイドルのようなパフォーマンスを繰り広げていると噂のキラフェス。それが無料配信されるらしい。
神谷さんが歌の活動もされていることは知識としてあったけれど、「これ以上はまるとやばい」と思う気持ちがあり、CDやライブDVDには手を出していませんでした。
どうしよう、気になる。無料だし、おまけに最新曲のPVまで見られるみたいだし、無料だし、せっかくだし観てみようかな。無料だし。(ここにきて関西人の血が騒ぐ)
うぐあぁぁ…ひろCかわいい……………………………しろい………………………………………
— しゅわわ (@mmckboy23) 2015年5月2日
天使を証明するPVですねわかります
— しゅわわ (@mmckboy23) 2015年5月2日
おじさんのウインクに沸く日がくるとは…
— しゅわわ (@mmckboy23) 2015年5月2日
この笑顔で世界救済できるレベル
— しゅわわ (@mmckboy23) 2015年5月2日
完全にしてやられた。Kiramuneという名の通りキラキラしている。
元来、キラキラした衣装やダンス、ライブという空間が大好きな性。ステージ上で全力で歌ったり踊ったりしている姿にすっかり魅了されてしまったのです。もっとキラキラしたおじさんが見たい!!!!!
その後、手を出すまいとしていたCDやDVDを買いあさり始めます。心と体が裏腹すぎる…
真面目に次何買うか悩んでる😑DGS関連もう一個買うかかみゆワンダーランド買うか😑
— しゅわわ (@mmckboy23) 2015年5月4日
結局両方買ったし沼つらいし
— しゅわわ (@mmckboy23) 2015年5月5日
おじさんかわいすぎる(数回目)
— しゅわわ (@mmckboy23) 2015年5月5日
“掛け持ち”を経て
その後、KAT-TUNのライブに足を運ぶものの、熱量は戻らず。
なんかごちゃってた印象 盛り上がりきれずに終わった感
— しゅわわ (@mmckboy23) 2015年5月9日
とりあえず10周年迎えるまではヲタ続けようと思う…ここで辞めたら負けな気がするからww
— しゅわわ (@mmckboy23) 2015年5月11日
気分を害された方がいらしたらすみません。当時抱いていた気持ちとして挙げました。これ、まさにサンクコストに悩まされていますね。
埋没費用(まいぼつひよう)とは、事業や行為に投下した資金・労力のうち、事業や行為の撤退・縮小・中止によっても戻って来ない投下資金または投下した労力をいう。サンク・コスト (sunk cost) ともいう。
やはり、13年間費やしてきたお金や時間を無駄にしたくないという気持ちがありました。
だったら、10周年までは掛け持ちのような形で応援すればいいじゃない!万事解決!
そう無理やり自分を納得させたうえで、続々と声優界隈での現場が決まりました。
一応自分も後ろだけど押さえられたので、今回の舞台挨拶は勝訴です!!!!!!!!!!!!!!!!ご協力いただいた皆様本当に!!!!本当に!!!!!!!!!!!!ありがとうございました!!!!!!!!!!!!!!!!!!
— ちゃろふ (@h_r_chappy) 2015年6月1日
というわけで初現場決まったぁ。・゜・(ノД`)・゜・。うれしいなぁ。・゜・(ノД`)・゜・。
— ちゃろふ (@h_r_chappy) 2015年6月1日
生の神谷さんを初めて見たのは、映画ハンガーゲームの舞台挨拶でした。
奈良から東京まで躊躇せず遠征。ヲタクのフットワークは軽い。
すんげーかみやひろしかわいかったんだけど(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)
— ちゃろふ (@h_r_chappy) 2015年6月6日
真っ白スーツ似合ってた生きツラ(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)(泣)
— ちゃろふ (@h_r_chappy) 2015年6月6日
気持ち悪いですね。分かってますよ。
MASOCHISTIC ONO BANDのライブにも参戦。
ああああ二日目も楽しかった(泣)関西来てくれてほんとありがとうMOB(泣)(泣)というか今日入れたのも全てつむさんのおかげですありがとうございました!!!(泣)
— ちゃろふ (@h_r_chappy) 2015年6月21日
あぁ〜ほんとなんで二人ともあんなにかわいいんだろうなぁ〜人類の神秘だなぁ〜山Pは人類のキセキだとするなら彼らは人類のシンピだよ〜
— ちゃろふ (@h_r_chappy) 2015年6月21日
分かってます。気持ち悪いですね。分かってますよ。
(実は初日のチケットしかなかったのですが、あまりに楽しかったため、初日終演後同行させてくれる方を探しました。)
決意が固まったソロライブ参戦
9月5日、6日、幕張メッセにて神谷浩史さんのファーストソロライブ“ハレヨン→5&6”が行なわれました。
あ〜〜〜〜〜好きになってよかった…
— ちゃろふ (@h_r_chappy) 2015年9月5日
電車の窓に反射した自分の顔が幸せに溢れすぎててわらった
— ちゃろふ (@h_r_chappy) 2015年9月5日
まじで余韻やばい神谷浩史やばい
— ちゃろふ (@h_r_chappy) 2015年9月5日
セトリ順で聞くとより頭おかしくなるよね いや〜こんな純粋に楽しめるライブあるんですね〜忘れてましたそういう気持ち
— ちゃろふ (@h_r_chappy) 2015年9月6日
MCでの「みなさんが楽しめるように」このライブを考えたのだという神谷さんの言葉。その言葉通り神谷さんは3時間近く歌ったり、ダンスしたり、フライングしたり、ハレヨンくん*2が登場したり、フライングしたりと、ステージに出ずっぱりで最高のエンターテインメントを魅せてくれました。
こんな最高のステージを見て、これからも応援しないわけがないじゃないか。
このライブ後、ふと「もう亀担を名乗るのは辞めよう」と思いました。
掛け持ちでいいじゃない!と思っていたけれど、常に0か100かなのだ、自分は。
自分でも極端だなぁと思うのですが、これから神谷さんを応援し続けたいという気持ちにけじめをつけておきたかったのだと思います。 こうして私の13年に渡る亀担人生は幕をおろしました。
さいごに
ものすごく長くなってしまった…ここまで読んでくださった方はどのくらいいるのだろう。本当にありがとうございます。
今まで自分が亀担を辞めるなんてありえないと思っていたし、周囲からも「なちゃぴはずっと亀担だよね」なんて言われることもありました。
けれどやはり、こういったことは経験してみて初めて気持ちが分かるものですね。
担降りやヲタ卒していく友人に対して、自分の尺度でしか見てこられなかったことを反省しました。
KAT-TUNは10周年を控え、2016年をきっと素敵なメモリアルイヤーにしてくれることと思います。
そして神谷さん。こんな応援していて楽しい気持ちにしてくれてありがとうございます。幸せです。これからもさらなるご活躍を楽しみにしています。
ほんとこの新規特有のデレ期いつまで続くんだろう終わる兆しがない
— ちゃろふ (@h_r_chappy) 2015年6月10日
未だ続いてますよ。